全日本少林寺気功協会は今年で16年目になりました。今までは少林寺のような形式で歩んできましたが、その分、会社・組織の形式は薄くなっていました。 ここでいう少林寺らしい形式とは師と弟子のような関係で、真摯に勉強したい人には協会がサポートして、経済面で難しい人には面倒を見ていました。 協会は月謝制を導入しており、支払いの期限は本人らに任せていました。もちろん後輩の授業には好きに参加してもらい、復習なども自由にしていただいていま した。 しかしそのように行っていると悲しいことに何年間も支払わない人たちが出てきてしまいました。 少林寺は昔からの田舎気質といいますしょうか、非常に人情が濃いです。ですが道理としては日本の社会に合わせなければなりません。それは一昨年から去年に かけて事件があって痛感しました。そして協会も組織としての考えを持つようになりました。 組織と運営していく中で会則だけでなく、生徒の方々にも要求することが変わってきました。組織としての形式を作り、今までの問題を解決し、そして人事の面 でも優秀な人材を募集して、全面的に改変を行い、協会の組織化を進めています。 そして生徒の方々に要求が変わってくるといったのは、やはり先にも挙げた料金の面で厳しくせざるを得ません。組織としてやっていくにはお金が必要となって きますので、これからも相談にはのりたいとは思いますが、ただ完紊するということをしっかりと約束をしていただくことになると思います。 世の中では自分の利益がかかわらないときには「何でもいいです《ということは多々あります。しかし、自分に対して厳しい要求になった途端に直ぐに文句言う や上満出てくる人もいます。 そのような態度というのは修行する人の態度なのでしょうか?私はそのようには思いません。 私の本当の気持ちとして皆さんは大きな家族と思っています。ただ大きな家族だからこそ規則も無ければならないと思うのです。親しき仲にも礼儀ありといいま す。 また協会は現在、社会的な活動を行っていこうとしています。だからこそ規則は必要となってきます。 皆さんが規則を違反したときに、この規則違反を犯したやり方は相手の事を考えているのでしょうか?自分が籍を置いている団体の立場や仲間のことを考えてい るのでしょうか? そのようなことを真剣に考えて、自分は何のために協会にきており、どのような目的で、習っているのかを考えていただけるといろいろな事が分かっていただけ ると思います。 ある人と話しましたが、私は日本に来て正直7割の事は私が思うようにはできません。なぜなら日本と中国とでは異なる部分が多くあります。人間には思うとお りにいかないいことのほうが多いです。 ですが、絶対そのようにしたいと強く思うとそれは絶対に失敗すると思います。 社会的な規則、組織の規則を守れないのであれば、その組織にはいないほうがいいのではないかと思います。それはみんなのためでもあり、自分のためでもあり ます。いくらいいものでも継続して広めなければ意味がありません。ですから協会を永続させるためにこの事は皆様にも理解いただきたいことです。
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