5月31日(日)は中国に着いて4日目、旅行日程のちょうど真ん中の日です。
既に一番緊張する管長様の前での演武も終え、武術学校でも演武を披露したので気持ち的にはずいぶんとリラックスしてきたところでした。
この日は少林寺仏医大会&世界伝統功夫養生大会の二日目で秦先生の司会で始まりました。
前日の秦先生と三浦さんの発表に続き午前中に榎原さんが「禅與日本」という題で禅が中国から日本に伝わり文化に影響を与えつつ広まって今日に至るかということを、そして大久保さんはお医者様の立場から「日本癌治療」という題でお二人とも秦先生に中国語で通訳していただきながら立派に講演なさいました。
他に台湾や中国の方々の興味深い発表もありましたが言葉がわからず映像を見て推測するだけだったのはとても残念でした。
午後からは秦先生による外気治療があり、希望者からさかんに手が挙がり先生の外気を受けられた何名かは幸運だと思いました。
最後には会場全員に外気を送っていただきました。
次は私達の演武です。
「鶴功三十六式」「柔拳一路」「虎龍双形養生功」「易筋経」「観音掌」「羅漢神功」「洗髄経」を披露し、
間には三浦さんの日本刀の演武や台湾からの参加団体による楽しい健康ダンスもありました。
とにかく朝から夕までのフォーラムで疲れましたが演武もあり有意義な一日でした。
一日の締めくくりは台湾からの大勢で元気いっぱいの参加者達との夕食会です。
本当に皆さん笑顔で、明るく、元気で、またまた新しいダンスも見せていただき、我々も全員で「上を向いて歩こう」を歌い長い一日の幕を下ろしました。
楽しいパーティーの翌日はこの旅行で一番の”修行”、疲労困憊の一日が待っていたのですがそのお話はまた別の方に託すといたします。
初めての少林寺旅行への参加、毎日忙しい日程でしたが観光も一日でき楽しい一週間でした。
お仲間にも恵まれ、この旅行に参加できたことを感謝しています。
朱さんのガイドも素晴らしく、話に出てきた中国史を少し学んでみたくもなりました。
35期 新井万里子