先日、NHKの健康番組で“寝たきり生活にならない生き方”という内容が放映されました。現代の日本において、とても関心のあるテーマですが、どのように生きるべきか?というのは、非常に重要なことです。

このことについて、(番組の中で)カルフォルニア大学教授が次の3つを挙げました。第一に自分の気持ち良いことを行う、好きなことをするということ。第二に他人に対して優しくする、協力するということ。そしたて第三には“社会貢献”を行うということでした。この社会貢献については、(私としては)単に街をきれいにするとか、ゴミ拾いをしましょうということだけでは、社会貢献とは言えないのではないかと思いました。狭義としては他人に優しくということも社会貢献に含まれるのですが、このことについてある実験データが出たのでした。それは他人に優しく、または協力(援助)というのは、自己の身体にも良い効果をもたらすという答えが出たのです。なぜこのような結果が出たのでしょうか?身体に対し、直接的な表れ(元気になったとか、明るくなったなど)ではなく、ある炎症が消えるとか、病気や不調がなくなるという効果でありました。とても興味深い、そして注目すべきデータと言えます。先の第一で挙げた自分の好きなことをするということより、他人に対して行う(社会貢献)のほうが、自分に対しても良いという結果が出たのですから。

日本の大学教授も今回のテーマの研究をして、次の2つを挙げています。第一に運動をよく行うこと、第二に周りの人との繋がり(コミュニケーション)を大事にし、交流を深めること、ということが大事であると述べていました。

今回見ていて、以上のいくつかのポイントは当協会の指導理念と合っており、理に叶ったプログラムは、すべて満たしています。コミュニケーションや交流を深めるということについて、当協会の指導の特徴は、私と一対一で行うのではなく、グループ(複数)で練習をしていきます。人数が多ければ多いほど、そこの場の“気”のパワーは強くなり、その中で練習していきますから効果も高まるのです。その気の場により、会員の皆さんと繋がりを深められます。ですから、そのような環境を作り、指導しているのです。「少林寺気功」、または「武術」でも、その運動はとても身体に良い影響を与えます。以前、私が出演していた健康番組でも、イメージ、そして呼吸を意識して高めていくことが大事であると同様なことを述べました。

健康、長生き、さらに能力開発といった現代の日本人にとって、必衰なテーマは、当協会の中にすべて備わっていますし、結果を出すことが言えます。

是非、全日本少林寺気功協会の指導員養成コース(気功師コース)に入会し、少林寺気功を習得し、多くの人たちが健康になるよう指導者になって、活躍してほしい。私自身、毎月老人ホームに出向いて、ボランティア活動をして社会貢献をしています。伺っている老人ホームは、平均90才の方々が少林寺気功の「四段功」や「少林寺養生六式」、首の健康法、脚を動かす運動法などを一緒に練習すると、皆さんは非常に楽しく、笑顔で実践しています。11年間続けていますが、皆さんは、毎回、私が来るのをとても楽しみにしています。