今、私は協会の会員2名と台湾に来ています。毎年恒例の台湾最大の気功大会に参加するためです。

本協会は今年もたくさんの行事があり、日々慌ただしさも感じて、忙しい毎日です。ただ単に仕事や経営のためだけで忙しくしている訳ではありません。それは自らの修行として、さらに大乗仏教の精神で行っているのです。少林寺は、達磨大師の大乗仏教の教えを根本としています。そのため、外部への活動は、自分(私たち)の利益のためではなく、真の道として、大勢の人々を導く(案内する)という考えにより、行動するというものであり、それが大乗仏教のあり方です。

一般に仏教と言うと、修行の話が中心となりますが、本来、その思想は、たとえば健康の面であれば、心身を癒すために最大の方法(道)を、たくさんの人々に教えて案内することなのです。

特に現代社会においても、輪に加わり協力していくこと、あるいは国際的にも様々な交流させることは、とても大事なことであり、最終的には自己のレベルを上げることが出来るのです。

私たちの教室では、行事や内容により、外部との交流を深めることが可能です。(今回のように)台湾の気功大会(台湾で最大の気功団体の組織が主催、この団体は約30万人の会員がいます)に参加し、交流を長年に渡って続けています。

現在、アメリカの会員の方々より、「少林寺気功」を習得したいという要望がどんどん増えてきています。そのため時々、私はアメリカにも出張し、教えることになっております。(今年の4月下旬にも集中講座を予定しています。)

 

来る3月21日(祝)に開催する「春の少林寺気功武術祭り」は、本協会が主催です。本協会、そして私の活動拠点は日本であり、一番の土台なのです。

現在、日本では高齢者が増え、「健康」に関して、とても関心が高く、健康ブームが続いていますが、残念なことに多くの方は「少林寺気功」のことを知らないのてす。今回、開催される春祭りを通じて、会員同士の交流もありますが、外部の方への紹介の場として、多くの方へ伝えていきたいと思います。

今後も協会各教室内では、一人ひとりが内面の修行して、しっかり実践していくこと、そして外部(社会)に向いて、大勢の人々に役立つように、また貢献できるようにすることが、私の新年であり、少林寺気功指導員の使命ではないでしょうか?

どうぞ皆さんも忙しい中ではありますが、こういう素晴らしい体験は、誰においても人生で関わりあることだと思います。そして人に役立つということを忘れずに、率先して行動して活かして頂きたい。さらにそれぞれの縁のある人にも活かせるようにしてください。

誰もが出来る簡単なことです。そしてこれが私たちの真の狙い(目的)なのです。