皆さんはしっかり少林寺気功の練習や復習はしていますか?練習を怠ると、それはせっかく登った坂を下ってしまうようなものです。気が付いてたら元に戻ってしまったということにならないようにいたしましょう。
本協会の気功師(または国際医療気功師)養成コースは、その上に高級気功師(または国際医療高級気功師)養成コース、さらに気功師師範(または国際医療気功師師範)養成コースとレベルアップするコースがあります。それぞれ内容には特長があり、役割があります。
最初の気功師(旧「指導員Ⅰ」)養成コースは、自己を確立するための土台作りになります。また動功を受講して、2年後には「動功指導員」として基礎気功の指導する活動も可能です。
日本で私が指導を始めた頃は、少林寺気功を指導していこうとは考えておりませんでした。しかし多くの方々の要望により、少林寺気功の良さや中国の気功について指導しながら、現在のようなシステムに確立していきました。二期生から、もっと深いことを学びたいという願いから、私は嵩山少林寺釋永信管長と話をして、指導員養成コースをスタートさせました。指導員Ⅰの養成コースは4年間の受講(①基礎気功、②秘伝の三大動功、③理論と治療、④静功)であり、プロを育成するプログラムであります。これらの内容は少林寺の最高とも言えるものであります。実技と理論の両方で習得していきます。4年間のプログラムですが、動功は2年間で修了し基礎気功を指導することができます。この段階では教える内容に限りかあります。秘伝の三大動功は教えられませんし、静功(座禅)は4年間受講するまで指導は出来ません。治療の方法も三年目の後半からですから、まだ教えられません。皆さんが習得したものをプロとして指導できるようにしなければなりません。しかし基礎気功のみの指導では長く続けられません。同じことを繰り返すだけでは、生徒は飽きてしまいます。こうしたことに対応すべく、教える動功を増やす必要がありました。これまで三大動功や静功は秘伝の中の秘伝ですから、外部の者に見せたり教えたりということはありませんでしたので、ほとんどの人が知りません。しかし易筋経や洗髄経、また心意把などは嵩山少林寺以外でも多くの人が知っているものです。私は指導員の実力を上げるため、さらに指導する内容を豊富にするために、(当時、私は嵩山少林寺の管長と話をして)指導員Ⅱ(現高級気功師/国際医療高級気功師)養成コースを始めました。指導員Ⅰを卒業した皆さんが活動の上での諸問題を解決させました。また多くの人が知っているものを指導するほうが長く教えられるようになりました。こうして改善しながら内容も増えていきました。
当協会の魅力の一つ、卒業しても何度も(無料で)復習に来てもよいことになっています。でも指導員Ⅰを卒業した人が、あまり復習に来ませんでした。しかし指導員Ⅱ養成コースが始まりましたら、再び一斉に集まりました。受講料は少し高いですが、驚くくらい受講生が増えたのでした。
さらに指導員Ⅱが終わりますと、指導員Ⅲ(現気功師師範/国際医療気功師師範)養成コースも同様の理由からスタートしました。これらは活動する卒業生からの要望を受けた形でどんどん始まっていったものなのです。
この4月からは、高級気功師(または国際医療高級気功師)養成コースと気功師師範(または国際医療気功師師範)養成コースの新期生が始まるので、今は募集の時期です。気功師(または国際医療気功師)養成コースは、半年毎の募集ですが、上のクラスは2年間に一回となります。該当する方や卒業した方で希望する人への説明会も開催しています。是非、気功師(または国際医療気功師)養成コース(旧指導員Ⅰの卒業生)は説明会の話をよく聴いてください。全面的に自分のレベルアップにつながります。さらに効果が上がります。この説明会は皆さんの都合に合わせて行います。随時受付、調整していきますのでどうぞ迷わず、ご連絡ください。