少林寺気功は、こうした事態(新型コロナウイルス蔓延の環境)の時こそ、その素晴らしさを発揮させます
連日、新型コロナウイルスの感染被害の報道が続いています。世界中が注目し、収まることを祈っています。
私たちは自分自身を守ることが優先です。直ちにこの拡大するコロナウイルスを封じ込めしなければならないと確信しています。
今回の特長としては、感染の力が強いことです。私たちは一刻も早く、一丸となって協力し合わないと、いずれ自分に降りかかり、感染してしまう恐れがあります。
中国国内や日本だけでなく、世界中で誰もが不安な日々を過ごしています。現在、各国でこの対策に取り組み、特に医療専門家や研究者は必死になって特効薬の開発、研究に力を注いでいます。
しかし、これまで完全なる有効な治療法は発表されていません。そのため、できるだけ感染しないように注意を払う必要があります。
マスクの着用、うがい、手洗いといった感染予防を徹底しなければなりません。
実際には、もっと重要なことがあります。
一人ひとりの体質改善や自己免疫力を強くするということです。やはり自分自身の身体機能の向上を図ることが非常に大事です。
今、最も感染が拡大している地域(中国、日本、韓国、イタリア、イランなど)では、外出ができなかったり、人が集まるところの制限や自粛要請などにより、不便を余儀なくされています。(※私たちの教室も会場の使用が休止となりました。)
広い場所が使えなくなって、困っている人たちも多いことでしょう。しかし家の中や近所のちょっとしたスペースで、免疫力を高めることはできるでしょうか?
私たちが指導する「少林寺気功」はそういった場所でも実践が可能なのです。そして免疫力をアップさせる最も効果的な素晴らしい方法です。
なぜなら、30~40年前に、中国の上海中医大学の気功研究において、有名な実験の一つで、人間は気功状態(気功実践した後)では、免疫細胞(T細胞)は、5倍に成長し、強くなったというデータを報告しています。これについては、様々なデータもあり、科学的にも説明出来ます。
これは、私たちが常に気功の状態(イメージと呼吸を意識して実践)であれば、ストレスを緩和させ、リラクゼーションを味わい、体内免疫力は高まるからです。
私は日本に来て26年になりますが、この間、インフルエンザに罹ったことはありません。身近に罹った人もいましたし、生徒の中でも罹っていた人もいましたが、うつりませんでした。
また実は2002年秋に重症急性呼吸器症候群(SARS)が中国国内から広まり、世界的な流行となりました。このSARSは、新型コロナウイルスよりも死亡率は高いものでした。
2003年春、まだ寒く、SARSがおさまっていない中でしたが、当協会は北京経由で少林寺への訪問をしました。心が乱れていてばかりでは、抵抗力は弱り、自己免疫力が下がります。さらに病気を悪化させてしまいます。しかし、結果として何も問題なく、一人ひとりの自己免疫力が勝ち、乗り越えました。
少林寺気功の特徴は、力を抜いて(リラックスして)、呼吸をしながら動きます。
こうしたことにより、ストレスが緩和され、リラクゼーションの状態になった身体は、内分泌、免疫力、自律神経系なとの働きが正常となり、恒常性を保ちます。
大事なのは呼吸に合わせて行っていることで、意識したゆっくりの呼吸が免疫力を強め、自然治癒力を高めるのです。これは医学的にも証明されていることです。さらに心(精神)では、(病気を乗り越えるといった)良いイメージをしながら実践します。
イメージ、呼吸、そして動作が一つとなり、身体の非常に奥深いところで“健康”の情報を与えて植え付けるのです。
何度も繰り返し実践して鍛えれば、心身ともに健康となり、生命力がどんどん増え、病気から守ることができるのです。
皆さん、今はウイルスの影響により、心身が塞ぎがち、運動不足、精神の不安定などで免疫力が下がっています。こんな時だからこそ、少林寺気功で変えていきましょう。あなたの力となります。
是非、少林寺気功を活用して、今を乗り越えていただきたいと願います。