最近の教室は、普段の練習、そして理論の学びだけでなく、(春の祭りのため、)それぞれ演武発表の準備や練習を行っていて活気づいています。参加される皆さんは、3月11日の春祭りに向けて、練習に熱が入っています。
当協会の実施する「少林寺気功・武術祭りの」イベントは、主に春と秋に開催しています。半年に一度、皆さんの成果発表の場となります。これは日頃の練習のまとめにもなりますし、自分自身へのテストとして考えても良いでしょう。とても日本式のイベントです。少林寺では、こういうスタイルのものはありません。中国の武術映画などではよくありますが、最近は(時代により)試合などの大会が、少林寺でも開催されています。ややビジネス産業的なイベントとして、武術大会が催されています。昔はあまりありませんでした。元々少林寺は修業の場ですから、修業に段階があるわけではありません。永遠であり、一生かけて行うのです。
(日本の場合、)武道の団体などは年に2~3回試合の大会がありますから、その習慣にならって、当協会も同様に(環境にならって)実施しています。皆さんは、お互い励ましあい、発表に向けて頑張っています。細かいところまでチェックしながら、進めています。
こうした機会により、各自、レベルアップしていきます。私たちが教室で学んでいるものは、ただポーズの順番を覚えたり、行ったりしているわけではありません。動作を行う時、イメージして、呼吸に伴い、動作をするといった、これらを“一体”とさせることであり、そのトレーニングのためであります。
この方法で自分の中身がどう変わるのかが重要です。気功(動功)や武術により、身体機能面の向上を行い、身体能力をアップさせて、さらに気の状態を良くしていくのです。また授業により、自分の精神と考え方、あるいは人生の生き方、さらに心の状態が変わっていくことが目的なのです。
今回、「春の少林寺気功・武術祭り」を通じて、自分自身の中身が変わるということが大事であり、実際に皆さんは、どんどん変わっていくのです。
続いて、先日(1/28夕方)、世界大会の(第一回)実行委員会を行いました。約2時間の会議でしたが、重要のことをいくつか決めていきました。今回で6回目となる世界大会となりますから、これまでの流れなど経験を活かし、進めていきました。(今後、新しいスタッフにもこれまでのスケジュールなど資料を見て、イメージしていければ、さらにまとめていきやすいでしょう。)次回はさらに進むと思います。私たちの実行委員会では、まとまりの悪い会社の会議のようなことはせず、具体的に、スムーズに決めていきました。
皆さんは仕事をしながら参加をしていただいていますから、なるべく手間をかけないようにして、全てのものを簡単に目的のことを進めていければ、無駄なストレスも抱えずできるのです。
今後も、以前より、どんどん実行委員会のそのものの時間を省略しながら、できるだけ簡単に進め、逆に準備の質を高められるようにしていきます。