先日、私の息子(4歳)と娘(6か月)の二人ともインフルエンザにかかりました。(昨年末にもかかったので2回目です)娘はまだ小さいですから、夜もなかなか寝なく、泣き続けました。息子も高熱が続き、ともに大変でした。風邪の場合、本人の免疫力によって治癒させるため、私の外気はしません。というのも、他の力が加わると自らの免疫力が下がってしまうからです。特に子供の場合、死ぬ恐れのある病気でもない限り、(体は小さく弱いですが)こういう時には、自己免疫力により、治ったときには身体は、逆に強くなるのです。私自身、同様の経験がありますが、今でも元気でいます。

たとえ子供が体の不調であっても、それは今、その危機と戦い、いずれ強くしていくのです。むしろ、子供の頃、病気一つせずに成長してしまったら、大人になってから、弱い体質になってしまうかもしれません。

今回、娘はインフルエンザにかかり、ずっと泣いています。そんな時、私たちが抱っこをして看病しました。夜の前半は妻が看病し、遅い時間(真夜中から朝方まで)になると、私がずっと看病しました。もちろん抱っこだけでなく、娘の心に合わせるようにゆっくり優しく歩いたりしました。そうすると自然と本人の辛さも和らいでいくのです。娘が一晩中寝れない、というのはよくありませんから、リラックス出来るような状態を作る必要があったのです。しかし、一旦止めたら、すぐ泣いてしまいます。座ってもだめです。もうそのまま癒してあげなければなりませんでした。こうなると普通の人では耐えられないレベルです。時間とともに体力も集中力も欠けてしまいます。子供がワァーワァーと泣きじゃくってしまいますと、親のほうもものすごいストレスを抱え、神経もすり減ります。これでは精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまうことでしょう。

子供へ身体的苦痛を与えたり、虐待を繰り返す親がいるという報道もありますが、以上のようなケースから起きることもあることでしょう。ですから誰にでも起こり得ることだと思います。母親でも父親でも子供が死んでしまうまで虐待を繰り返してしまうというのは、本人(親)もよほど我慢できない、限界を超えた状態であり、心身ともに参ってしまった挙げ句の果て・・なのかもしれません。後から思い出しても、どうしてそんなことをしてしまったのか、と悔やむにも悔やみきれないことでしょう。

こうした事例は、私たちの身の回りで仕事や日常生活において、どこでも似たようなことが繰り返されています。そして疲れ果てている方が多いのです。模索しても現代は良い方法がありません。しかし、こうした状態を改善させることができる、誰にとっても可能な方法が「少林寺気功」と「少林寺武術」なのです。

これらを実践することによって、心身共に苦難から乗り越えることができるのです。私も真夜中に娘をあやしながら、(それはまるでダンスをしているかのように)練功も同時にしています。もちろん娘も安心しているので、すやすやと寝ています。気がつけば朝を迎え、素晴らしい朝日が昇ります。さぁ、一日の始まりです。気持ち良い朝日(ブログなどでアップしているので、ご覧になった方もいらっしゃると思います。)を撮りました。人生マイナスではありません。すべてプラスになっていくのです。

 

人生いろいろですが、大事なことは己の心を平常に保ち、どんな時も平常心で対応することです。たとえ、今、辛い状況であっても、どう立ち向かうか冷静になれます。またそういう感覚を高め、鋭くさせることが重要です。

この「感覚」とその時の「対応」が合っているか否かで、人生は大きく変わってしまうのです。マインドフルネス(今の自分を見つめる)ことを実践しても、いざ厳しい環境の中にいたら、どう集中し感覚を鋭くして対応するか?常に自分の心がマイナスの反応を起こさないことが重要なのです。

私たちの少林寺気功や少林寺武術の練習は、こうしたことに、非常に役立つものです。もし体の不調や病気になった場合、その原因を根本的に調べたら、己の心そのものに問題があったり、その心により体が悪い影響を与えてしまったりしていることが多いのです。少林寺気功や少林寺武術を切磋琢磨に練習し、人生の中で余裕を持ち、対応することが大事なのです。この余裕とは、いざ!という時、平常心、あるいは不動心、強い心(も同じ意味)でいられるのです。それはあなたの対応を支える土台となるものです。

どうぞ人生を幸せにするために、心身の土台を作りましょう。