去る5月25日から30日までの6日間、嵩山少林寺に行き、「第七回仏医大会」に出席して来ました。
当協会では、私と冨田真浩さん(第26期生)の二人で参りました。彼は気功師師範でありますが、仏教学や印度学等の博士として日本大学で講師も勤めています。
さて、今回の少林寺における世界規模の武術大会は、これまでとは異なり、論文のレベルが非常に高いものでした。私も論文を事前に提出(私の指示のもと、冨田さんが論文の中身を作成し、私が最終的に監修)し、「日本密教修行的健康教育法」という密教と健康に関するテーマの論文を発表致しました。(今回の大会では、他にも様々なテーマの論文が発表されました。)多く発表された中で、私たちの論文は高い評価をいただきました。
「少林薬局」も今年で、ちょうど800年を迎えました。そのため、このお祝いを兼ねた大会になりました。盛大に行われた今大会は、大成功に納めました。
私は、仏医事業の専門家委員会のメンバーですが、委員会の中で医学の技術と診察等について意見を述べてきました。大変喜ばしいことに仏医の「貢献賞」を授賞いたしました。これは私にとって、突然のサプライズであり、とてもびっくり致しました。
今大会は7回目となりますが、“仏医”の発展は中国国内を中心に広まり、さらに世界へとどんどん広めていくようになります。そんな中、すでに日本の意識レベルは高いのです。これまでの当協会の少林寺に関する活動や交流が、とても良い評価に結びついている結果でもあります。
仏医は、私たち協会の全体的に関係しており、重要な内容であります。指導員養成コースは、健康のための重要な一つであります。ですから、今回頂きました「賞」は、単に武術の大会に何度も参加したというものではなく、私が日本に渡り、約24年間の活動やその功績を讃えたものであります。
皆さんの中で、当協会の活動や少林寺の仏医に興味のある方は、全世界の人々の健康に役立てられるように、一緒にやっていきましょう。
“仏医”とは、長い間の活動の蓄積が形として表れたものです。今後、名前だけではなく、より深く歴史あるものとして、これからの未来へと進んでいき、さらに発展していきます。