最近の話題は、世界各国で活躍している同志(嵩山少林寺の高僧)たちや指導的立場にある方々とウイチャットグループでの情報交換などの交流の内容についてのお話をしています。(この10年ほどの嵩山少林寺の活動として、世界各国に少林寺の文化センター等を設立し、PR活動などをしていますが、そのセンター長や中心的な先生たちとの交流が主です。)
交流している人たちの中には、私の事をまったく知らない、またはあまり知らない人もいます。しかし交流して情報を交換していきますと、こちらの協会で指導している「少林寺気功」のことに大変興味を持って、いろいろ聞いてきます。各国の方々(東南アジア、南米などもいますが、特に欧米などの先進国が多い)は、「武術」やその型については、よく学び、修業していますから、大変理解しています。また「禅」のことになりますと、一部の人たちが理解している程度になります。さらに「気」について、その真髄を極めているような人はほとんどいません。せいぜい話題として挙がるのは、中国の四大気功のうち、「健身気功」のようなものであって、本場のもの(少林寺気功)や外気を出すといったような話も一切ありません。
また当協会で、静功(座禅法)はたくさんの種類を実践していますが、実践的な「禅」についての深い部分まで修業している人は少ないのでした。そういったことから、各国の活躍している方々が、「是非、(私から)習いたい!」と祈願してきます。現在は、あくまでもウイチャットグループの中で、交流を通じて指導していくしかありません。(これまで私は日本で普及していこうと決意して広めていますが、とても貴重な内容なことだと改めて感じました。世界の少林寺指導者でも、ここで教えている内容を、非常に習いたいと思っているのです。しかし皆さん、自分の仕事もありますし、簡単に日本に来て習うわけにもいきません。
時代がどんどん変わっていく中、このような情報ネットワークでやり取りが簡単にできるようになりましたが、いかに協会で指導している内容が重要性の高いものだとよく分かりました。
こうして今、当協会で習えている人(既に卒業した人)は、本当に恵まれていることだと思います。またこれから受けたいと思っている方にとっては、大いにチャンスなことであります。もし今後、嵩山少林寺の釋永信管長より命令が出て、各国の指導者をどこかに集めて、私が教えなければならないかもしれないという事態になるかもしれません。そうしたら、ここでの指導に影響が出てしまう可能性はないとは限りません。現段階では、そういった話はもちろんありませんし、極力、私自身、影響がないように務めていきたいと思っています。しかし、将来までは保証できませんから、いつ声が掛かって、現実的な話となるか分かりません。どうぞ皆さんも、是非頑張って続けてください。
当初は、あまり協会の活動も対外的に広報されていませんでしたが、その後、世界大会を開催したり、特に今ではネット等によるPR活動をしたりしています。さらにウイチャットグループでの交流で、こちらのことを聞かれれば、もちろん答えていきますから、どんどん活動内容が広まっていきます。(今は情報交換をしながら、指導をしています。)
どうぞ、これからもどんどん注目を浴びていくものでありますから、本物の少林寺秘伝である「少林寺気功」を日本で受けることができるチャンスを逃さないようにしてください。
この先、いつか「しようかな・・・」と思っていても、その時、私が直接教えることができないかもしれません。将来、協会の気功師範たちが指導することになるかもしれません。すべては「縁」であります。しかしこの縁とは、永遠にあるものではありません。