あらゆるものに良い面と悪い面の両方があります。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、大変な状況ですが、改善すべく新しい取り組みや進め方、そして生活のスタイルなどが変貌し、逆境の中で私たちの生き方そのものが変わりました。どう乗り越えられるか、また生き残れるか、さらに打ち勝つことができるかが重要なポイントです。前回もお話しましたが、ワクチン接種はまだ先のことですから、自己の免疫力や自然治癒力を高めておくことによって、感染のリスクは抑えられるでしょう。

私たちの日常における仕事や生活の中でも、不便なことはたくさんあります。しかし現代科学や技術の発展によって、誰もが同じように対応できたり、教育を受けたりすることが可能となりました。たとえば、今年は仕事がテレワークになっている人もいます。学校の授業も同様です。

当協会においても、こうした取り組みの中、オンライン授業ができるように整備しましたので、皆さんには大いに活用していただきたいと思っています。いくら良いものを持っていたとしても、人々に伝わらなければ意味がありません。せっかく1500年の歴史がある少林寺秘伝のものが活かされず終わってしまいます。今年は特に重要性が高いのです。早速、来年から、スタートをしていきたいと思います。皆さんの中で少林寺気功を受講したくても遠くて通うのが不可能だったという人、またこれまで様々な理由から参加できなかった方々に最適です。特に今年はコロナ禍の中、外出もできずにふさぎ込んでいる方や健康を取り戻したい人にも、さらに先行き不安で悩んでいる人も多いと思いますが、役立てて頂きたいと願います。

是非、皆さん、この逆境を乗り越えていって、人生をプラスに変えてください。

これからも柔軟に対応すべく、今後とも協会の会員の方、またご協力していただいている方々におかれましても、何か良いアイデアがありましたら、教えてください。

少林寺気功を伝えていくということは、これは世界遺産とも言えるものだと確信しております。まさにこういう時期だからこそ、多くの人に伝えていきたいと思います。