さぁ、いよいよ皆さんの演武披露に続きます。まず、大きな会場のステージには、綺麗な民族衣装を身にまとった台湾の方々が舞台に上がって、華麗な台湾民族の踊りからスタートいたしました。続いて、私たちのメンバー(私以外の6名)による武術、そして気功の演武が始まります。武術と気功を交互にいくつも演武を披露いたしました。日頃、各教室で練習している型などを演武として構成しました。私たちのグループの演武が、今大会の目玉であったかのように「鶴功36式」、「内功拳」、「易筋経・洗随経」、「功夫拳」、そして「連環拳」など(武術は8~9の型、さらに気功は3つの型を同時に行うなど工夫したりして)を披露しました。
武術演武の中心は岩本ご夫妻、斎藤さん、宇田川さん、そして荒井さんが行いました。特に岩本さんご夫妻は、今回のために多くの時間を作り、毎日練習してきました。非常に演武の出来も良く、少林寺の特徴をしっかり伝えられ、来場の方々から拍手喝采されました。全体的にどの演武もすばらしく、最後の最後まで魅了させる内容でした。宇田川さん、荒井さん、そして斎藤さんもすばらしい演武を披露いたしました。また刀を使用して演武を行う3人の女性(宇田川さん、岩本さん、斎藤さん)の演武も、実に直前まで調整し合わせた甲斐があり、息もぴったり合っていました。斎藤さんの双刀(そうとう)、宇田川さんと岩本さん(奥さん)の単刀(たんとう)にはそれぞれ特徴がありますが、演武に併せて衣装も着替えて披露しましたから、綺麗でありその型の表現力も増しましたので、会場の皆さんから拍手をたくさん頂きました。
岩本さんご夫妻による武術の演武もたくさん行いました。どれも非常に良かったと思います。武術というのは、「型」を覚えて行うだけではありません。特に組み演武であれば、お互いのタイミングを合わせるということがとても大切であり、息を合わせて実践しているのですから大変高度なことをしているわけであります。今回のそれぞれの演武では、とても高い評価が得られる内容でした。この大会における台湾の方たちは、その大半が中高年の人たちですから激しい動きのあるものはしませんから、武術の演武はとても新鮮な感じがしたようです。これは“陰”と“陽”のバランスのようであり、武術を行えて良かったと思っております。気功では「鶴功36式」と「易筋経」、「洗随経」の3つの型を同時に4人(山田さん、宇田川さん、荒井さん、そして斉藤さん)が演武いたしました。同時に3つの型を行う演武は、“踊り”ともまた違う雰囲気で表現されましたから、台湾の方々にとても喜ばれ、高い評価を頂きました。
また、今回は少林寺気功と武術の演武以外に、特別プログラムとして、当協会の宇田川さんによる「ベリーダンス」が披露されました。(※写真は、HP「お知らせ 台湾気功大会参加一行が無事帰国しました!大会レポート」「参加レポートはこちらから」をご覧ください。)宇田川さんは、プロのベリーダンサーであり、普段ご指導をしておりますが、プロとしても構えがしっかりしていますので、美しい動きによる表現で会場を盛り上げ、大変魅了いたしました。とても評判になり、終わった後もたくさん話しかけられたり、写真を一緒にとってほしいという人が何人もいました。元々、台湾の人たちはダンスが好きでよく踊ったりします。今回のダンスの披露によって、共通の話題が出来たので、私たちのグループと台湾の方々とは、さらに打ち解けていきました。
私たちのメンバー6名の演武は、各々しっかり準備して練習をしてきましたから、大成功を収めました。今大会の中で最もすばらしい評価をされました。
その後も台湾の方の演武が続き、さらに踊りなどもありました。
最後には「表彰式」が行われました。生物能医学気功会の組織活動として、その指導員たちへの表彰が李会長と奥様より、直接授与されました。また私や各地域のリーダーからも、同様に表彰式を行いました。
今大会より、当協会から演武を披露いたしました6名の皆さんには、「最優秀演武賞」を頂きました。見事に演武を行ったことの評価であり、立派な賞を受賞いたしました。
私からも、今大会において最も貢献をした方々(李会長と奥様以外)、そして長年にわたり、台湾と日本の人々の健康向上の為に氣功の文化交流を深め、社会に大きく貢献した方々に讃えて、表彰をいたしました。またお土産交換会(斎藤さん〈私の妻として〉、李会長の奥様、洪幹事長、そして洪副会長)を催し、それぞれ持ち寄ったものを交換し合いました。さらに台湾のスタッフの方々と私たちメンバーの皆さん同士も、同様にお土産を交換し合いました。
最後に私は李会長に対し、長年に渡って気功の研鑽に尽力し、精励されて気功の発展に寄与され、尽くした功績は誠に大きいものとしまして、その貢献した事を讃えて「世界気功大使」賞を表彰しました。李会長からも私に「少林寺気功総師」という賞を授与してくださいました。
大会が終了し、夕食時には私たちのグループに「歓迎パーティー」を催して下さいました。台湾側からは100名近い方が集まって頂き、とても盛大にしていただきました。実は私たちのグループのうち、4名が今月に誕生月でありましたから、盛大な「誕生パーティー」も併せて開催していただきました。なんと大きなケーキ(幅50~60cm、高さ15~20cm)を用意(※こちらもHP内「参加レポートはこちらから」に写真がございます。)してくれました。舞台の上で、私と李会長とでケーキカットをいたしました。会場の皆さんでバースディソングを歌い、大変にぎやかなパーティーとなりました。ケーキはもちろん、とても美味しい台湾のコース料理も出てきて、皆さんでたくさん頂きました。台湾の人達の親切や優しさに触れて、感謝なひと時を過ごす事ができました。
楽しいパーティーも終わり、私たちのグループは別荘に戻りました。今日一日を思い出し、演武の出来具合などについて良かった点、悪かった点など振り返り(少しお酒も飲みながら)、夜遅くまで皆さんと語り合いました。
28日(旅行3日目)、朝食後、宇田川さんと岩本さんの2人は仕事の都合で帰るため、帰国準備をいたしました。9時になり、迎えが来て出発していきました。(後から聞きましたが、滞ることなく出国手続きもして、無事日本に帰国されたとのことでした。)
さて、私と残りのメンバーはこの日は観光です。ここは『屏東』ですが、観光名所など面白いところを巡りました。最初に訪れたのは、台湾一の高さ74メートルの橋を見学いたしました。その橋の上から見る景色はとても綺麗でした。実は、この日も李会長は私たちの予定に合せてくださり、観光名所等の案内をしていただきました。さらに40~50名ほどスタッフも連れてきてくださったので、一日中、観光は大変にぎやかで楽しいものでした。
続いて、とても有名な観光名所である台湾先住民の史跡巡りをいたしました。そこには石の板で作った家の壁などがありました。お昼になり、山頂にあるレストランでお食事になりました。そこの景色がよく、眺めもすばらしい場所でした。この時の料理は、なんと台湾先住民の料理です。食材はイノシシの肉、山菜やシイタケなど、どれもおいしいものばかりでした。料理はたくさん出てきて、食べきれないほどでした。
(さらに観光、“食”の旅が続きます。後半をお楽しみに!)