去る3月11日(土)及び12日(日)の両日、第40期生の説明会を実施しました。今回、参加して頂いた方の中に、私が指導している武術教室から1名、そして関口範満気功師範の武術教室からも1名いらっしゃいました。
こういうことは、なかなかなく、数年ぶりです。当協会には、「(少林寺の)武術」と「少林寺気功」の両方があります。(*両方あるというところは、あまりありません。)

少林寺の武術、そして少林寺気功には、それぞれ特徴があります。これまでも「今日の言葉」の中で述べていますので、ここでは省きますが、武術の気功の訓練は、もし両方ともできる状況にあるのであれば、(実践することが可能であれば、)おすすめ致します。
両方行うことのメリットとしては、武術の練習が少林寺気功の上達につながります(その逆も同様)。なぜなら、「少林寺気功」の型は基本的に武術と同じだからです。また体力(弓歩や馬歩などを行います)もつけていくので、少林寺気功の動功が、よりスムーズに行えるようになります。逆に少林寺気功の実践により、武術が上達するというのは、気功は呼吸とイメージを行いながら実践しますが、少林寺気功で強化させる内面の力は、武術にとても役に立つのです。
さらに少林寺気功の練習が、武術の動きの無駄な力を省き、消耗を減らすので疲れず、しっかり全身のパワーを活かすことができるのです。
人間の体力というのは、30代になりますとだんだん落ち始めます。気功の練習を行い、より身体能力を向上させ、体力も保ちますから、武術の実践の支えになります。ですから、相乗効果ともなり、非常にプラスになるのです。

武術教室で習っている方も、もし少林寺気功も実践できる(その逆も)のであれば、両方行うことをおすすめします。
是非、皆さんも試してみてください!