いまだに猛威をふるっている新型コロナウイルスに対し、世界各国において、早急にワクチン開発が求められ、研究されています。そして臨床試験をしながら、一日でも早く出来るよう頑張っています。
ワクチンが出来上がれば、私たちの免疫細胞をこのウイルスから守られ、予防できます。ワクチンとは感染症から人間の免疫を守る代表的なものですが、人体、または生命には、元々免疫力が備わっております。ある感染症に一度かかった人間が免疫を獲得し、以後二度と感染しないことも知られております。
この体(肉体)が弱い場合、鍛練すれば筋肉が強くなります。ボディーラインも美しくなります。また自然現象に対しても同様です。例えば、好んでサウナに入る人は、”暑さ”に対して、一般の人と比べても強いのです。逆に“寒さ”に弱い人でも鍛えれば、寒さに強くなります。話は違いますが、インドでよく見られる蛇(コブラ)使いは、蛇の毒に対して免疫力があります。ですから本人は全く怖くないのです。
少林寺気功の練習より、潜在能力や自然治癒力を高めることが出来、様々な能力開発もされます。また自己の免疫力を高めることが出来るのです。さらに馬歩や弓歩などの型、身体能力を高めるポーズによって、身体(特に足腰)を鍛えて身体能力を高めることが出来ます。もちろん呼吸とイメージをしながら実践すべきです。だんだん内面も非常に強くなります。
これらはすべて自己の経験により変化するものであり、継続により、レベルアップにつながるのです。(以前、こんなに話をしましたが、)万里の長城の階段は長いですが、これを昇り続ければ、脚は疲れます。しかし頂上に昇って綺麗な風景を目の当たりにしたら、心身ともに一瞬にして軽やかになることでしょう。疲れも無くなり、心身共に解放されて、まるで急に別世界にいったような感覚になります。ただし自己のレベルや能力開発などを向上させるためには、努力や修行が大切であり、一生懸命していく必要があります。
皆さんにおかれましても、より免疫力を高めるために少林寺気功の実践で自らを向上させてください。そして練習を続け、より深められるよう取り組んでください。