12月に入り、もう年末ですね。そろそろ今年も残りわずかです。私たちは少林寺気功を実践していますが、季節が冬になりましたので、この気は冬の“水”の性質を表します。人間の身体では泌尿器系(腎臓、膀胱など)、骨、または耳なども冬の気に関わっています。もし内臓が弱い人は(基本的に)北の方向に背中(腎臓) を向け、そして黒い色の気(水のような質の気)が腎臓に入るとイメージをいたします。なお、命門のツボに集中していきます。健康な人であれば、腎臓はより強化されます。
誰しも中高年になれば、体力も低下し、老化も進み、元気でなくなります。心身ともに弱くなります。ですから、腎臓の強化することが大事です。気を高め、腎を強くすれば、老化を遅くさせることができ、若返ります。しっかり命門のツボと2つの腎に集中することが重要です。どうぞ冬のこの時期、意識して練習していきましょう。水の気はどんどん強くなり、“腎”は強くなります。*腎は生命の門(またはドア)と呼ばれているところであります。
腎が強くなれば、先天の“精”が強くなります。特に骨粗鬆症の人は、この時期、精の気を高めるように練習すべきです。また耳の悪い人にとっても良い時期です。さらに脳に補充することが出来ます。精は髄(骨髄)を生み出します。このようにして、脳は補充されますから、体は強くなります。脳の老化も防ぎます。また脳の開発もされるのです。骨髄が増えて造血もされます。ですから、身体は根本的に元気になっていくのです。
さぁ、一年を振り返る時期でありますが、忘年会などでそれぞれ一年を振り返り、健康に気遣ったか、人生をしっかり歩んでいるかを反省して、益々精神力を高め、来年はもっと良い年になれるように、気を高めましょう。
どうぞ幸福に、夢が叶うように努力いたしましょう。