これまで多くの会員の方が、当協会の少林寺気功を習得し、卒業されました。時間をかけて、基礎気功、三大動功、理論、静功と学ばれて身につけました。その後もしっかり練習をしなければ、身につけられません。継続して練習をしている会員は体の調子も良く、健康であります。卒業してからでも同様です。練習について、もっと応用させることも重要です。いくら良いものでも、日常生活の中で、応用できないといけません。生活の中で活かす生活禅としての少林寺気功(またし生活気功)を実践していかないと勿体ないことであります。
在籍しながら、学んでいるものや、習得したものは日常生活で活かせるようにしていきましょう。そうすれば効果が発揮できます。重要なことは、意識をして気功をする、呼吸をする、瞑想をするということが大事で、今、実践しているという感覚が自分から消えてしまうようになることで、自己のレベルアップにもつながります。自己実現が可能となり、能力開発にも活かせます。仕事でも思う通りに運ぶことができるようになるのです。卒業した会員の方たちの大半は活かせてないように思えます。 まずは環境に合わせることが大事です。あくまでも表面意識はなく、潜在意識に刺激を与えるように仕向けなければなりません。イメージと呼吸をしながら動作を行う少林寺気功によって、自己を変えていかなければならないのです。
どうしても普段から言い訳をしていたり、何かトラブルがあってイライラして落ち着かないとか、なかなか忙しいために休みがとれずできない・・など、いつでも慌ただしい状態であったり、血圧も高くなっているなどの方には、站椿功、または養生六式(第五・抱気貫調法など)の実践を10分間、勧めています。そうすれば、血圧も安定していきます。周りの環境に合わせて練習することが大事です。人生というのは、こうしたことと似ています。
しっかり要領のとおり(自分に要求して)実践したら、必ず良い結果が出ます。しかし悪いと思っていたら、そのようになってしまいます。私たちがどうしても繰り返してしまう悪い習慣や癖が影響してしまいますから、気をつけなければならないのです。 どうぞせっかく習得した少林寺気功をやらずに忘れてしまうのではなく、日常生活において、実用させていきましょう。