日本に限らず、欧米などでも新型コロナウイルス感染拡大が収まらない状況です。現在の「緊急事態宣言」も延長とのことです。特に日本では医療崩壊となり、感染してもなかなか入院ができなくなっています。さらに入院できない人が一時的に入るホテルでの療養すらできない人もいます。そうした方は自宅で待機していなければなりません。孤独な中、感染している自分がどうなるのか不安になり、ストレスを感じています。中には高齢者や持病(基礎疾患など)の方もいますが、自宅で待っている間、亡くなったという報道もあります。
こんな時期だからこそ、自分の命や身の回りの人の命をどう守るのか、真剣に考えなければなりません。重要なことは、いかに免疫力を高めるかということであり、それこそが唯一の方法です。現段階では、医療において治療方法(治療薬など)がありませんから、自分自身で治す(自然治癒力や免疫力を高めて対処する)ようにしなければなりません。
こうした中、私たちが実践している「少林寺気功」の練習では、呼吸法や易しい型(ポーズ)・動作、あるいは心の調節(プラスのイメージ法など)をしていくことが最適です。結果的にこうした練習によって、感染症からの「予防」することができます。
私たちは外出せず、人との関わりがなければ安全でいいですが、そうもいきません。買い物にスーパーに出かけなければなりませんし、仕事で移動のため、電車に乗ったりしますから、どうしても外出せざるを得ません。しっかりと対策(マスク着用し、3密を避ける、手洗いなど)をして過ごすことが大事です。さらに免疫力を下げないようにしなければなりません。しっかり練習して免疫力を高めておくことが重要であり、気を緩めず、対策すれば予防の効果はあるのです。 気功の練習においては、あくまでも易しい動作をすべきであります。また、もし感染してしまっても、最終的に治す力というのは自己治癒力や免疫力です。漢方(中国の薬)により、精気を高めることも免疫力を強めるのに効果的でしょう。
どんな時でも心を弱めないこと、そして適度の運動が必要です。さらに呼吸法により、肺の機能を強化させることができます。完全に医師に任せてしまうのではなく、自ら改善させるためにしなければなりません。弱気にならず、練習を続けていくべきです。
また感染後、治った人でも(NHKの報道特集番組でも紹介していましたが、)周りから感染した者として、追い詰められてしまうような状況に陥ってしまうのです。近所の人、また本人も仕事先などから迷惑をかけないようにしなければならないという心境になり、自分を追い詰めてしまうのです。一旦、感染してしまうと、元の生活(正常な状態)になるのは困難になってしまいます。こうした心の不安や憂い、悲しみなどを無くすために、「少林寺気功」を練習(良いイメージと呼吸法、動作)していれば、心の問題は改善させることでしょう。ですからこうした時だからこそ、しっかり練習して自己を高めるようにいたしましよう。さらに卒業した指導員の方々は周りの人にも教えて、心身の向上を図れるようにしてあげてください。
簡単な動作(四段功や養生六式、少林寺一歩座禅功、站椿功など)の実践をすれば、効果があるでしょう。もし運動量を上げたい場合は、家族同士で気功ダンスを行えば、楽しく実践できますから、さらに相乗効果もあります。
ぜひ、皆さんは練習してください。卒業された方たちの中で、長い間、練習していなくて忘れてしまっているのであれば、授業に(※無料で)参加し、どうぞ復習して覚えるようにしてください。※当協会は、卒業生はいつでも無料で現授業に参加できるシステムです。
どうぞ自分や周りの人の健康のために、現在のピンチを最大のチャンスにして、もう一度「少林寺気功」をモノにしましょう。