現在、新型コロナウイルス感染の怖さが際立っていますが、様々の病気(生活習慣病、未病など)に罹っている人は非常に多いです。原因としてはストレス、過労などによるものです。また慢性的に疲労が溜り、なかなか取れない状態が続き、気が付いた時には病気になってしまいます。一般には、異常があれば病院で検査をして治療する流れですが、普段から健康に対する意識を高くして予防し、健康増進を図ることが大切です。
それには「心」の状態がとても重要になります。「病気は心から」だからです。(新気功理論で人間の意識には6つの意識があると学びますが、)「潜意識」の三層潜意識(狭義潜意識)では、病気を作る層になります。日常生活において、心配ばかりしている人、怒りやすい人、またわがままな人(自己中心的)などは病気をしやすいのです。こういう方は精神的病や神経系の問題を起こします。その他心臓の病気(動悸、息切れ、動揺)、消化不良、下痢、便秘など、さらにガンにもなってしまいます。ですから心を穏やかにして、平常を保ち、あまり気にしない、たとえ不愉快なことがあってもすぐ忘れることが大事であり、心にストレスを溜めないことが重要であります。もし、何かのサイン(未病、何らかの病気)がありましたら、そのことに対して気にしない(意識しない、集中をしない)ようにします。そして、そういう時こそ、少林寺気功の練習を増やして行くべきです。また気分転換に旅行をしたり、新鮮な空気を吸うなどして気持ちを切り替えたり、ゆっくりとリラックスすることが大事です。歩きながらの方法もあります。吸いながら良い気を入れる、吐きながら病気や邪気を出すイメージをするとか、なにも考えず心を静かにして歩きながら深呼吸するだけでも良いのです。
さらに症状が悪化している場合には、生活のリズムが悪いのですから、正しくする必要があります。睡眠と活動のバランスを見直し、整えましょう。また性質や性格も正すために、より練功を行い、心身を変えていけるようにいたしましょう。なお寝つき、睡眠も大事です。精神と肉体の快復のため重要です。食事にも気を配る必要があります。あまりダイエットや断食ばかりだけではいけません。※たまには良いですが。あまり極端なことをせず、正常に戻すことが大事です。
少林寺気功の練習では、自分のペースで行うことです。実践できる時間が少なくても、歩きながらでもできますし、通勤中でも、またある人は仕事をしながらでも実践しています。どうぞ日常生活(家事、労働、通勤、または勉学中でも)に応用させましょう。継続により、健康な状態になります。本来、病気といっても病名がないものが多いですし、曖昧な場合もありますから、治るまでに時間がかかり、場合によっては手遅れになります。病気と診断された場合には、より真剣に少林寺気功の練習に取り組んでいただければ、良い結果になることでしょう。