去る7月8日(日)に、第二回全日本琉球古武道選手権大会が都内で開催されました。前回の大会では、私に招待状が届き、とても出席したかったのですが、その日は私の教室があり、叶いませんでした。しかし今回は、(当日の授業の皆さんの了解の上、)一日(選手権大会から交流会まで)出席することができました。
今大会の内容は、琉球古武道の演武、そして空手道の交流や国際武道の演武等がありました。以前、招待されて出席したことがありますが、今回の内容も非常に良かったと感じました。琉球古武道界もどんどん進化しているようにも思えました。元々、この武道は武器を使用する型が多く、得意とします。各種の武器を使用した演武は、良くまとまっていました。特に「棒」を使っての対戦演武は従来なかったので、観覧した時に新鮮さを感じました。とても面白かったです。
武道とは実践でありますが、型の表現により、心身の鍛練でもあります。ですから、目指す方向は自由自在で良いと思います。さらに、より活性化させるためには、交流を深め、進化していくことも大事なことです。
少林寺の武術は中国内に広まり、日本にも伝わりました。そのため、琉球古武道にも多大に影響を与えているわけですが、(この少林寺というのは)福建省にある南少林寺から伝わったものです。この南にある少林寺の大元が嵩山少林寺です。
琉球古武道の皆さんは、2015年の「少林寺認定旅行」の際、同行されました。釋永信管長の前で演武も披露し、お褒めのお言葉を頂きました(当時の模様は協会HPにも掲載されています)。
今回のように、他との交流することで多くの団体と親好を深めることができますので、とても良いことだと思います。少林寺で編み出されたものも、日本で生まれたものも、今後は交流も大事です。そして新しい技術、そして新しい視点で磨き上げるのも必要です。
琉球古武道の友人からは、私たちの「少林寺気功」の実践について、特にご年配の方々にとっては、期待されているものであると語って頂きました。
今回、この大会に出席でき、非常に良かったと思います。