日々、新型コロナウイルスの感染者は前の週から増え始めています。また梅雨が長引き、全国各地で大雨が続いています。この大雨で、夜中に私の自宅の天井から雨漏りがありました。こういう状況になると、大抵の人は落ち込んでしまいます。しかし、逆にこういう時だからこそ、自己の心を落ち着かせなければなりません。
それでは、どのようにして、こうした状態から己の心を鎮め、変えて行くことができますでしょうか?
例えば、山を登るための道が辛く厳しい場合があると思いますが、乗り越えていけるように整えたり、鍛えたりするでしょう。そのように自分に厳しく訓練するような気持ちでいることが出来れば、心は動揺することなく、あらゆることに対処していくことができます。しかし現代人は日頃から平常心を保つようにしていません。このような時、一般的には座禅をして心の波を鎮めます。
本協会の気功師養成コースの中には数多くの静功(座禅)の方法を学びます。この少林寺気功の静功は96種類の方法があります。このうち(ご自分の好きな方法)2~3種類を毎日座禅していくことができれば、心は変わっていくでしょう。たとえ一日ストレスを抱えるようなことがあっても、夜、座禅を実践(良いイメージをしながら行い、良い気持ちになって)できれば、良い睡眠になり、疲れも取れて、マイナスな事が無くなります。継続させて習慣にしていきますと、精神のレベルも上がります。
心へのダメージにより、仕事も辞めたり、家庭も崩壊することもあります。ですから、一日にちょっとでも静功の実践ができれば良いのです。昔の修行僧のように、生活のすべてを投げ捨ててお寺で修行したり、宿坊などでしばらく修行する必要は全く無いのです。わざわざ寒い冬に滝行したり、四国のお遍路をする必要がないのです。これら伝統の方法としての修行としては良いのですが、時間が限られている現代人には、とても条件が厳しいでしょう。でも本協会の静功の実践により、気軽に自己を変えることができるのです。
是非、自分の好きな方法で実践してくだざい。