当協会の会員の方は、少林寺気功、または少林武術を学び、習得します。しかし覚えたそれらをどのように生活、そして人生の中で活かすか?ということを理解していない人もいます。応用させることは、実際には難しいことではありません。そのためには、協会の教室を十分に活用すべきであります。まず在期生の方々は、しっかり自分のクラスに来て受講してください。中には、用事ができたとか、都合が悪くなって来れないという方もいますが、調整してクラスに参加できるようにしましょう。どうしても難しい場合には、振替えや他のクラスがあるときに参加しましょう。当協会の特長ですが、一旦入会していただきましたら、どのクラスでも(*レベルアップのコースは別ですが)参加できるのです。どんどん利用してください。そうすれば、ご自身の参加する回数は増えます。参加された方には、もちろん私から直接指導もいたします。さらに、現在はオンラインによる受講も可能です。自宅で受講中のクラスの方と一緒に行なうことができるのです。すでに何人かの卒業生の方もオンラインによる参加をしていただいております。とても楽しく参加して頑張っています。

続いて、一日の中で少しでも時間を作り、実践をいたしましょう。仕事の合間、休憩時間やお昼休みなど、また事務の仕事(パソコン業務)は同じ姿勢が多いですから、体がきつくなるでしょう。一時間に一回程度、トイレで席を立つ時などちょっとした合間で、目は遠くを見ながら動かし目の運動もしながら、また呼吸とともに気の出し入れをして元気に改善させるように四段功・首健康法などを行いましょう。これらは10分間で行なえるでしょう。実践すれば、効果は絶大です。疲れも取れてリフレッシュして、仕事も効率的になります。

また朝、または晩でも良いですが、無理なくできる時間(10分間くらいでも)を作り、少林寺気功を実践していきましょう。こまめにストレス解消するように、心がけてやっていきましょう。なお、受講は動功や静功、理論など6時間かけて行ないますが、この時も大変ストレスが緩和されていきます。もしレベルアップのコースを続けて行なう人は7~8時間と通して行なうこともありますが、とても心身には良いのです。また自分自身への特別な訓練として行なうこともできます。もし2週間分の疲れやストレスが溜まっていたとしても、受講により、スッキリさせることもできるのです。

工夫をすればいくらでも練習時間はあります。通勤や移動中など、また仕事中でも食事中でもできる人は出きるのです。意識をして深呼吸をする、たとえば歩きながらでも(*歩く気功も2種類ありますね)意識をすれば、いつでもどこでもなのです。自転車や自動車の運転中でき、呼吸に意識をして気の出し入れぐらいはできるでしょう。気功は気功、日常と切り離してしまっては結局しなくなってしまいます。どうぞ切り離さず、実践いたしましょう。自分にとっての少林寺気功の練習を工夫してやっていきましょう。イメージと呼吸【吸いながら良い気を入れる、吐きながら悪い気・病気・邪気を出す】をするだけでも、自分が変わりますから、楽しくなります。もし一日振り返り、できなかったとしても、寝る前布団の上で、5分間だけでも座禅をしてみましょう。本当に眠くなったら、そのまま眠りに入るようにしても良いのです。この場合、ただ寝てしまうのと座禅を行なって眠くなって寝るのでは、睡眠の質が全然違うのです。寝つきも良くなり、マイナスな夢を見ることも無く、ぐっすり眠ることができるでしょう。朝も目覚めがよく、スッキリと元気に回復していることでしょう。

どうぞ日常生活の中でも、意識をして習得した少林寺気功を応用させて、仕事にも励んで、人生を豊かにしてください。