去る11月30日~12月5日までの間、嵩山少林寺へ第40期生を中心に少林寺認定旅行をしてきました。とても有意義な旅行となり、無事に大成功を納めました。
今回の特徴としては、会場が新しい少林寺武道館です。そこで少林寺釋永信管長の他、武僧団全員に集まって頂き、私たち協会会員が演武の披露させていただきました。管長と武僧団の皆さんに大変喜んで頂きました。続いて、管長より認定証の授与がされ、お褒めの言葉を頂きました。また禅と武の修行についてのお話もして下さいました。今回参加した皆さんにとって、素晴らしい思い出になり、とても良かったと思います。ひと段落ついた後、有名な達磨洞まで登ったり、塔林を巡ったりしました。翌日も武術学校で、一人ひとり好きな武術を習い、充実した内容に皆さんは満足しました。
12月に入りましたので少林寺は気温も低く、寒いです。(12月に認定旅行するのは、これまでで初めてです。)以前、NHKの番組で武井壮さんの少林寺修行の際、私が同行した時も同時期で寒かったですが、今回のメンバーで風邪をひく人もいませんでした。皆さん、最後まで元気に楽しみました。
第一日目(11/30)
皆さんは予定通り、成田空港に集合しました。全員で集合写真を撮り、出国の手続きを済ませ、順調に出発しました。今回は直行便ですから、とてもスムーズです。無事鄭州に到着し、現地で待っていました運転手と合流して、問題なく宿泊ホテルに向かうことが出来ました。チェックインをして、私たちのメンバーで食事をしました。35期の荒井さんも少林杖の演武をすることが決まり、お店ですぐ調達しました。また他の皆さんもヌンチャク等の武器を購入しました。翌日は少林寺への出発が早いため、各自準備を済ませて、早々に休みました。部屋は暖かく、とても快適でした。
第二日目(12/1)
朝一番に、管長の秘書の方から電話連絡がありました。その方は責任感も強く、親切な対応をしてくれましたが、これも管長の配慮からと思います。(常に管長はお忙しく、多くの人が訪れますので、すぐに会えず、待っている状態であったので、昨年から早く行くことにしていました。そのため、本日は8時のお約束でしたが、)「慌てず9時にお越しください」と、秘書が電話で言ってくださいました。実際、まだ薄暗い時間です。皆さんもゆっくり出発できますから、心から感謝いたしました。皆さんと朝食を済ませ、9時に間に合うように出発しました。
少林寺に着き、まず管長のお部屋に参りました。そして管長とお会いして、お礼をしました。持っていきましたお土産や寄付をお渡しいたしました。日本の状況等報告をいたしました。まもなく秘書を通じて、会場への手配をすぐしていただきました。
新しく完成した少林寺武道館に皆さんで移動しました。とても美しく立派な会場で、驚きました。武僧団のメンバーはすでに会場にいて、準備をしてくれました。通常は彼らが演武をするところ、今回は日本から来ました皆さんが演武を披露します。簡単に説明をしていただき、早速会員の皆さんは準備に取り掛かりました。40期生の皆さんと先輩である三浦さんと荒井さんの計6名で、「少林寺内功拳」に披露しました。終わると会場いっぱいの拍手を頂きました。続いて武術「太極剣」を40期生國土さんが演武しました。その後、達磨剣と七星剣を村山さんが披露しました。荒井さんは少林杖の演武、さらに三浦さんはヨガと心意六合拳の演武をしました。管長より、次のようなお褒めのお言葉をいただきました。「皆さんの演武を見てとても嬉しく思いました。このような演武や練習を通じて、自分の身体が強くなり、心が清らかになります。少林功夫、そして文化は、実際には「生活式」と言えます。私たちの日常生活の中に、禅の修行と健康の養生と文化レベルの向上のための学習はあります。少林寺の生活の中には禅と健康、文化の修行は一体になっています。どんな年齢、性別、国籍でも、少林寺は自分の中に必要なものを見つけることができます。功夫には時間がかかります。もし時間をかけて生活の中で継続することができれば効果が出ます。禅の生活と禅の修行、武の修行、文化の修行は実際には一つのものであり、日常生活の中で継続して行えば効果があります。皆さん、特に60歳前後の方々の演武に、この効果を見ることが出来ました。さらに続けて練習すれば、身体の向上、前向きな精神状態、心のレベルを上げることが出来ます。皆さんの身体の健康をお祝いします。」
この貴重なお言葉を頂いた皆さんは、とても幸せであり、今後指導するにあたり、大変ためになるお話でした。その後、認定式に入りました。一人ひとりに管長より、認定証を授与いたしました。最後は全員の記念写真と、それぞれ管長とのツーショット写真を撮りました。とても素晴らしい思い出となるものであったと思います。
その後に続く・・。