【第四章  気功の血液循環系統の效能~その10~】
 
2、 気功による微循環の傾向
 微循環は小動脈と小動脈の間の血管で、主に毛細血管からなり中間小動脈、前毛細血管括約肌と静脈短路を含めている。
微循環は循環系統の組織内、血液と組織液の間の物質交換を行う。生理学的角度から見て、毛細血管の機能は血液循環各部分の一番重要部であり、物質交換をするから栄養血管と呼ばれる。毛細血管管壁が薄い、管径が細い、血の流れが遅い、数が多い、この四つの特徴は血液と組織細胞の物質交換に効用がある。ある部位の毛細血管部位に窓が(腎臓、小腸繊毛、内分泌腺など)があり、物質交換の役に立つ。毛細血管の血圧は小動脈と小動脈の中間にある。けれども各段階の圧力が異なる。微循環の脈の端は血圧が高い。水分と晶物質はここから血管に戻って来てある一部の組織液はリンパ管に入って再び静脈に戻る。体が安定した状態にある時、毛細血管はただ小部分が開放され毛細血管の血量は全身血量の10分の1になっていない。運動或いは気を練ると開かれる毛細血管の数を増やし、局部の血液量を増加できる。ある人の研究によれば気功状態の下では人体の外周微循環が著しく変化され、微血管 は開かれた数が多くなると微血管の直径が増加し、微血管中の血液の速度も速くなる。