南京の夾騾峰(きょうらほう)は、雨花台と嵩山少林寺の間にありますが、もめごとが存在します。この件は、達磨大師が金陵に行ったときの事から始まっているのです。
当時達磨大師は招かれて南京の金陵城を訪れた後、梁の武帝は多くの官僚を使って盛大な歓迎の儀式を行いました。そして、午門の前で高台に上がり、達磨大師を登らせて、達磨大師の仏弟子となる儀式をおこないます。
まず梁の武帝が仏弟子となり、大臣達も続いて仏弟子となりました。儀式が終わり、武帝は自ら達磨大師を送って「養心殿」に住まわす。そして、毎日3回武帝が供をし、礼儀を尽くして接待しました。