中国には『赤い色に近かったら自分も赤色、黒い色に近かったら自分も黒色』という言葉があります。その言葉をだいぶ昔ですが、息子に教えました。
以前、教えた時に時間をかけて教えることが出来ずに上手く伝えることが出来ませんでした。当時は非常に忙しく、説明するには時間が上十分だったということもありあますし、息子もまだまだ若く認識の面で上十分だったのだろうと思います。
以前、息子が研修で来日してことを話したと思いますが、研修だけでなく、自己の修行にも精を出しているようです。体の限界に挑戦をしているのでしょう。
また更に最近一週間の断食をしましたが、息子は初めての断食でした。毎日飲み物だけの生活を過ごし、本人の気持ちとしても良いようでした。
今回話したい事は息子との生活を通して、改めて感じたことで人間にはそれぞれの特徴があります。十人十色といいますし、たとえば息子が来日して、同居して から家は凄くきれいに片付けてくれました。足の踏み場も無い部屋を片付けて、台所をきれいにし、洋朊もの整理整頓を行ってくれました。
何かを片付ける事ということは少林寺でもあまりやらなかった。外の掃除はよくやりますが部屋の中などでは置いてある物が少ないですから、そのままでもきれいな状態でした。
しかし少林寺とは違う場所になり、テレビやタンスなど必要最低限のものでも日常生活を送ると、贅沢な暮らしをせずとも物が多くなり、片付けないと部屋は物で荒れてしまいました。
正直、私は片づけが苦手ですが、息子との同居を通して良い影響を受けました。良いことではないかなあと思います。部屋の片付けをしたという事は部屋の中で も練習出来るという事です。あまり移動しなくても練習出来るというのが分かりました。そぼことは非常に良かったかなと思います。
こういうことはやはり個性と個性、人と人、違ったものを持っている者同士、良い相互作用を引き起こしていきたいものです。