環境は、人間を作っています。仕事場は、仕事環境。勉強は、勉強環境。などこういう環境は、人間が、作っています。 同時にこういう環境は、逆に私達人間に影響を与えます。こういう環境のときに、全て、その人のいろいろな行動・考え方などが、 出ています。例えば、仕事の環境の中に、ある人は、楽しく仕事が出来る。ある人は、楽しく出来ずに、仕事をすぐに辞めたいと思っている。原因は、全て自分自身が、作っています。
一番、主導の立場の人がいます。例えば、協会の中では、当然私が、リーダーですから、協会の環境は、一番、私と関係します。だから、良くも悪くも、協会の環境の責任は、私にあります。 それ以外に、各期生は、各期生の環境があります。これは、各期生の皆さんの、環境を作る努力と関係が、あります。 事務所は、事務所のそういう環境が、あります。
そういう、環境の中に作用としては、先輩と後輩の立場と役目は、違います。当然、先輩は、より大きな役目と責任が、あります。 環境の中で、人間の行動は、ただ、単純に仕事をやるとかやらないとかいう問題ではなく、全体的にこの環境に自分は、どういう風に影響を及ぼすか。ということが重要です。特に、例えば、協会に入ったばかりの人とか、まだ、社会に出ていない人とか、 ある意味、話は、同じ現象が起こった場合でも、先生はどういう風に行動するか?先輩は、どういう言語・行動をするか? それは、その人が、この環境に対してどう考えているか?どう見ているか?の結果です。すべて、こういう結果は、周りの人の或いは、自分の環境の結果であるといえます。
だから、私達は、自分自身に良い環境を作っていくためには、ただ、少林寺のものだけがいい。というだけじゃなくて、自分自身も努力して良い環境を作っていくことが、必要です。 私達の環境は、私達一人一人の責任で、環境にいい影響を及ぼすように、常に心がけてください。どんな環境でもその環境を構成する一人である以上、自分にも責任があります。文句ばかり言ったり、上満な顔をしていても、その環境は、良くはなっていかないでしょう。自分自身を良く観察してみてください。ほんの一瞬の顔色でも、目線でも、そこには、自分自身の心が、表れています。まず、自分自身は、何を考え、何を思い、どう行動するのか?そして、環境にどう良い影響を及ぼしていくのか? 言葉、ひとつでも環境にプラスになるとか、マイナスになるとか、影響を及ぼします。ですから、自分の属する環境に対して、自分が責任を持つという事が大事です。よく、このことを考えてみてください。
私達は、少林寺の健康法を、もし、自分でやる時、つまり、協会で学んだ事を外で人に教えるときに、自分の今までの環境で、周りの人を大喜びさせられないならば、自分自身の心と体を良く鍛えられないならば、将来、ここを卒業して、どうやって他人に少林寺の健康法を伝えていく事が、出来ますか?この意味は、まず、一番初めに自分自身から。 ただ、授業に出て、習っているだけではなくて、日常生活全てにおいて、自分から自分の環境にどういう熱を出したか?を常に意識して気を付けることです。
例えば、この熱は、Ⅹ線ですか?赤外線ですか?或いは、何かのイオンを出したのですか?こういうことは、非常に、大事な事です。 習得した技術や知識を現実に生かすためには、最後、高レベルの状態を目標とするならば、こういうことにも良く注意して、特に、自分自身を良く観察して心と体を通しての言動に気をつけることです。これも、基本的な修行です。 私達は、具体的に何を覚えるか?何の演舞が出来るか?とかではなくて、日常の中で、自分の細胞・自分の体の中に、どういう気・エネルギーを出すのか?こういうことが、非常に大事だと思います。
こういうことは、絶対、他人から見ても解かります。患者さんが、ここに来たときにも解かります。先輩と後輩の間は、先輩の行動は、後輩から見ても解かります。逆にもちろん後輩のことも先輩は、解かります。だから、こういうことは、自分の存在自体を問う事になります。自分に起きる全てについて、自分が責任を持つということ。世の中には、どっちでも、足りないところは、いろいろとあります。この環境、例えば、日本社会は、どうなるか?子供とか、いろいろな事情とか。悩んでいるは、悩んでいる。でも、私の考えは、逆に自分は、心からこの環境を愛すると、たぶん、全ての事が、変わってくると思います。
自分のことのように、家族・家のような気持ちで、愛を持って接すると、環境も愛であなたに対するでしょう。自分の家の中に、綺麗なところもあります。でも、汚れたところもあります。そのとき、自分は、その汚れたところに対して、どういう対応をしますか?環境についても同じ事です。自分は、好きな人と好きじゃない人もいます。もし、自分が好きじゃない人は、自分と自分の家族と兄弟と置き換えてみると、どういう態度で接しますか?仲がいい人は、近い存在。好きじゃない人は、遠いところにいますが、あなたの兄弟。そう考えたら、あなたは、どう行動しますか?私の言いたい事は、もし、あなたが、「何故自分は、そんな風にしなければならないのか?自分は、好きじゃない人には、良くない態度しか取れない。《そう思うなら、少林寺のものは、出来ないでしょう。
あなたが、修行して、ほんとに気功を練習して、将来、他人にこういう少林寺のものを伝えるという事は、たぶん、これをしなければならない。もし、そうでなければ、他人に少林寺のものを伝える資格は、無いと思います。 だから、この話の意味は、私達は、これからちゃんと自分は、まず自分からいい環境を作っていく事が、大事だと思います。 そうすると、あなたは、どこに行っても、皆さんは、あなたから発せられる光、或いは、あなたからの良いエネルギーは、いっぱいもらう。逆にマイナスのエネルギーではなくて。
私のことで言えば、少林寺の紹介のときに、少林寺のマイナスのところばかり言うと、たぶん、皆さんは、あまり少林寺に行きたくないと思いますよ。少林寺は、高級ホテルとは、違います。少林寺の建築は、イタリアやフランスなどの建築とも違います。 豪華な料理が、出るわけじゃない。
管長・少林寺の先輩・後輩・周辺の武術学校など、一緒に仕事をするとなるとそれぞれ違った考えや行動、時には、トラブルもあります。でも、私自身から、ひとつの言葉でも、上満とか、愚痴とかマイナスの事を言った事は、あります?みなさん、たぶん、聞いた事は、無いと思います。
そういうところで、これは特に、先輩は、後輩に対して、また、後輩は、先輩に対して、基本的な態度かなと思います。 この話は、ただ、協会の中のことだけじゃなく、世の中、すべての環境で、こういう態度でいることが、大事。 もし、人間は、こういうことが良くわかったら、たぶん、あなたがもともと持っている能力は、アップして、あなたの評判・評価は、倊にアップすると私は、断言します。
多くの人は、具体的に仕事は、出来る。でも、自分の感じは、きついとか、順調ではないとか、うまくいかないとか、いろいろと大変なところで、もし、自分と環境をあわせることが、出来たら、これは、一番いいな。これは、一番基本的な修行かなと感じられます。