指導員コースⅠ Nさんからの感想

 

11月18日に、30期は浄心通のおさらいと、蓮界通を習いました。浄心通は、自然会の美しいものになるようにイメージしながら、egoを消して自身をきよらかになることのできる座禅法で、どこかに過剰気味になりがちな現代にかかせない修行法といえると思います。何年もまえから勉強しているイギリスのドルイド教でも同じように、森で自分がひき付けられる木をみつけて、その木と一体になり、それを通して自然界の意気とつながるようにします。その練習をするのに、ニュージーランドで、今はよく日光市の森に実際はいって、木と交流し、それから森、大地、川、大気と空と交流し、気が自然に自分自身に充満するようにしますが、この浄心通では、その経験をおもい返すだけで、都会のオフィスの中なのに、自分が自然にとけこんで、egoが分散する感覚がえられました。

 

蓮界通は、蓮の花をイメージして呼吸とsyncさせる瞑想で、自分は蓮の花をあまりみたことがないので、途中で蓮の花がチューリップやバラになってしまいました。それにもかかわらず、花が大きくさくようなイメージの中心で、金色がみえて、その中が自分になることで、下丹田があたたかくなり、体幹部の呼吸のうごきにsyncして、イメージがかわるが、そのごは花が開いて、閉じるイメージにあわせて、呼吸がかわるような転化がおこりました。一度入静すると、金色は消え、白い花が、自然に呼吸の意識とあわせて動く感覚がえられました。

 

この二つの気功法からいえることは、自然界のものを意念し利用するこによって、人間は癒され、能力をひきだすことがしえるということです。日本もニュージーランドも同じThe Ring of Fireの一部で、自然にとてもめぐまれています。それにもかかわらず、自殺率が高い。これはひとつは、大自然を、自分のために本当の意味で利用する能力が、現代人に不足しているということではないでしょうか。これらの座禅法はただしくみにつければ、現代の社会問題の解決にも役に立つと思います。