武術練習 2024/06/21(金)at 全日本少林寺気功協会 本部
今日も四段功から身体を動かし始めました。皆で呼吸を整えゆっくりとした速度で揃えると気場が整う感覚があり、心地よい一体感があります。
ここから、各昇級・昇段の内容の練習に入ります。
まず、5級の練習をしました。3つのセットと、型は少林寺五形拳⑵を練習しました。1つの動きから次の動きに移動する際は体重を乗せて身体の中からパワーを伝える、腕を出す時も腰から動かしてバネを効かせる、など、秦先生がコツを教えてくださいました。そういったコツは、最近のダンスにもよく現れているとの事。どの分野にも共通するのだ、と秦先生自らまるで最新のダンスのような身体を震わせるパワフルな動きをしてくださり教えてくださいました。
初段の内容は、通背拳です。全体の3分の2ぐらいまで進みました。そろそろ終盤です。今回の動きは、片足立ちで身体を上に伸ばした後に片膝を曲げてしゃがみ込み素早く床を触る(叩く)ような低い姿勢をしてからさらに前方に向かって両拳を出す動きへの流れでした。次から次へと手数が繰り出されるイメージです。
「通背拳」について調べてみると、「通背拳」の名前は、中国の伝説上の猿「通臂猿猴(つうひえんこう)」に由来するとのこと。通臂猿猴の左右の腕は1本につながっていて、右腕を伸ばすと左腕が短くなって、左腕を伸ばすと右腕が短くなる。・・・まるで、その「通臂猿猴」のように、この拳を繰り出す武術家の腕が予想以上に遠くまで伸びて相手を攻撃する様子から「通背拳」と命名とされたとのことです。
少林寺観音十八掌のように1つの技でとても攻撃性が強く、殺されそうな技も怖いですが、通背拳のように素早く次々とリーチの長い攻撃を繰り出せる達人も敵に回したくないなぁ、と思いました。f(⌒-⌒; )
4級の内容は、手法から始まり、爆発呼吸と、スピード練習を行ないました。七星歩は今日は軽めに行ないました。 少林寺観音十八掌と、型は少林寺八極拳を、15個目の動きまで練習しました。今日の内容は、反対向きに翻って自分の頭を守りながら相手の急所を狙う動きでした。少林拳は、急所を容赦なく攻撃する技がまあまあ出て来ます。秦先生が説明してくださいましたが、「相手が本気だと判れば、こちらも容赦なく攻撃をする」との事です。必殺技を繰り出してくる殺意があるような相手(そういう時代・状況の場合)には必殺技で立ち向かう、ということだと思います。
次に10級の練習をしました。10級の内容は、手法・腿法・腕功・肩功・歩法を練習しました。腿法の「単拍脚」は円の動き、「正踹」は前に押し出す動きだと秦先生が教えてくださいました。腕功は挑腕、抖腕を行ないました。さらに3つのセットと型の少林寺十三拳⑴も練習しました。
武術クラス S.M.